シェイパーを形づくるもの:なぜ今もシェイプを続けるのか

シェイパーを形づくるもの:なぜ今もシェイプを続けるのか

Q:35年近く前にシェイプを始めた頃、今も続けている自分を想像していましたか?

A:そうですね。最初から、そのつもりでした。

シェイプは、自分にとって一生をかけるものだと思っていました。

ハワイへ渡り、サーフボードを作って生きていく。そんなイメージが最初からあって、その道を疑ったことはほとんどありません。

今となっては、シェイプは単なる仕事ではなく、自分の人生の目的になっています。

私にとってサーフィンは、ただのスポーツではありません。フィールドやコートのように決められた枠の中で行うものではなく、海という絶えず変化するエネルギーと向き合うものです。ライフスタイルであり、人とのつながりであり、自然との対話でもあります。

これまで世界でも最高峰のクラフトマンたちと仕事をする機会に恵まれ、その経験を通して、私はサーフボード作りの歴史や文化、そして自分より前の世代から受け継がれてきた系譜にますます惹かれるようになりました。

私は、シェイパーたちを一つの家系図のようなものだと考えています。それぞれの世代が前の世代から学び、自分なりの工夫を加え、また次の世代へ受け継いでいく。振り返ると、自分自身も、教えてくれた人たちや、学んだファクトリーを通じて、その系譜の中につながっていることがわかります。

私がシェイプを始めた頃、シェイパーになる道は一つしかありませんでした。ファクトリーの床を掃き、リペアをし、グラスオンフィンを付け、先輩たちの仕事を見て学び、少しずつ信頼を積み重ねて、ようやくシェイピングルームを任される。その過程を通して、サーフボード作りにはどの工程も欠かせないことを学びました。

今は情報があふれています。ソーシャルメディアを使えば、一夜にしてシェイパーになったように見せることもできます。

でも私にとって、この仕事は昔も今も変わりません。経験を重ね、同じことを繰り返し、学び続ける姿勢を持ち続けること。それがクラフトだと思っています。だから今でも、この仕事が好きなんです。

私はよく、シェイプをギターに例えます。3つのコードを覚えれば一曲弾くことはできます。でも、それだけでミュージシャンになれるわけではありません。クラシックギターの演奏家が一生をかけて技術を磨き続けるように、シェイプもまた、一生をかけて向き合うものだと思っています。

面白いのは、上達すればするほど、この世界の奥深さを思い知らされることです。

何十年もシェイプを続けた今では、ボードを手に取り、レールを軽く握るだけで、別のシェイパーが生み出した繊細なカーブやフローを感じ取ることができます。そうした細かな違いが見えてくるのも経験の積み重ねであり、一枚のボードに触れるたび、自分の目と感覚は少しずつ磨かれていきます。

だから私は、今日もまたシェイピングルームへ戻ります。

極めたからではありません。

一生かけても極めることはできないと知っているからです。

1998年のクリスマスシーズンに、キーウェストに帰省したときの一枚。シャーパーのTシャツを着たトッドが手にしているのは、6'6"のStep Up(ステップアップ)。おそらくオーティス・シャーパーがグラスした一本。

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